アトピーは気力を消耗する
人間、カユイのとくすぐったいのだけは我慢ができない、という話をきいた。言い得ている。カユクて掻いている人に「やめなさい」といっても絶対にやめられない。少なくとも自分は精神力でやめられたことはない。
それに例え昼間に強靭な精神力を持って痒さを我慢したとしよう。自分の体力と気力のゲージの減り方がとんでもないことになる。昔のアメ車の燃費の悪さの様子を、みるみる燃料計の表示が減っていく、などという人もいたが、そんなイメージで体力と気力が減っていくのだ。脳のリソースもそっちにだいぶ使われているので、集中力が続かないし、思考が定まらない。

しかもそれだけ我慢して、夜寝てる間、意識の無い間に昼間の反動でいいだけ掻いてしまって起きたら傷だらけになっている。そんなんだったら、昼間カユイ時に掻いたってどのみち同じではないか。というメンタリティになってしまう。
日常生活をちゃんと送っている?それ褒められる点ですよ
以前にお世話になった皮膚科の先生がいる。とてもたくさんの患者さんが訪れていた。そしてその日に診察して欲しい、というとどんなに遅くなっても最後まで診察してくれる。自分が会社で残業を終えて診察を申し込むのが7時とか8時になってから。でもそこから3時間待ちとかで、見てくれるのは夜中の11時回ってからとかになることも珍しくなかった。先生とスタッフが最後まで付き添ってくれる姿勢に脱帽しっぱなしだった。遅くなったと微塵も言わず最後までお付き合いいただいた。
そこで先生に言われた一言はとても印象深かった。「あなたは仕事にきちんと行っている。この状態でね。症状からすればとても良くやっているんですよ。普通はつらいからね。色々できなくてもしょうがない。きちんと日常生活を送ろうとしているんだから偉いですよ」
細かな言い回しは違うけれど、こんな感じだった。ふと思うとこんなことを言ってくれる人はそんなにいなかったように思う。つらいのはわかる、でもみんなも頑張っているしあなたも甘えずに同じだけ頑張りなさい。とか、ハンディがあるなら、なおさらたくさんやらないと人と同じだけできないでしょ?というニュアンスのことを言ったり匂わせたりされたことはたくさんあるのだが、日常生活を送ろうとしていることをお医者さんから褒めてもらうことがこんなに肩の荷を下ろせる結果になるとは思わなかった。
そうかーよく頑張れているのか。なら良いか♪と単純な私は気をよくして帰ったことを覚えている。治療とか薬とかいう以前に、こういう考え方は余裕のなかった当時の自分にとってとてもありがたいものだった。
まとめ
自分の頑張りを素直に褒めてあげよう。病気持ちのときは特に。追い込んでも良いことないよ!

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